【雷】「くわばらくわばら」の意味とは?由来は学問の神!?

日本には、古来から伝わる「おまじない」がたくさんあります。

夢が叶うおまじない、恋が実るおまじないなど、その種類はさまざまです。

そして、気象に関するおまじないもたくさんあります。

有名なものは、てるてる坊主や靴飛ばしなどです。

てるるん

「あーした天気になーれ」って靴を飛ばして、天気を占った人も多いよね!

そこで、今回紹介するのは「くわばらくわばら」というおまじないです。

  • 「くわばらくわばら」ってそもそも何?
  • 「くわばらくわばら」って意味は知ってるけど、由来や語源は何?
  • 「くわばらくわばら」ってどういうときに使えばいいの?

という人も多いのではないでしょうか?

この記事では「くわばらくわばら」の意味や由来、使い方などを解説します!

かなりマニアックなおまじないですが、これを知っていると会話のネタになるだけでなく、災害から身を守れるかもしれません。

目次

「くわばらくわばら」の意味とは?

「くわばらくわばら」とは

雷や災難を避けるために唱えるおまじないのこと

です。

「くわばらくわばら」の語源・由来とは?

「くわばらくわばら」の語源は諸説ありますが、有名なのは地名の

桑原(読:くわばら)

です。

平安時代、京都中に激しい落雷が続く中で

「桑原」という場所にだけ落雷がなかった

ため、おまじないになったと考えられています。

なお、この落雷は罠にはめられて失意のうちに亡くなった菅原道真の祟りだとされ、学問の神として祀(まつ)ることで怒りを静めたと言われています。

このため「くわばらくわばら」を漢字で書くと

桑原桑原

となります。

てるらん

桑原という場所にだけ雷が落ちなかったから、その地名がおまじないになったんだね!

由来の他の説は「雷神は桑が嫌い・人に助けられた雷神が今後は桑原に落ちないと約束した・かいこの餌である桑畑に雷が落ちないように」などです。

「くわばらくわばら」の使い方とは?

「くわばらくわばら」は雷や災難を避けたいときに唱えるおまじないです。

雷だけでなく、日常的で小さな災難にも使用できます。

使い方1:雷が鳴っているとき

てるらん

雷ゴロゴロなってるー!くわばらくわばら。

使い方2:不運な出来事が続いているとき

てるらん

最近、スマホを落としたり、ギリギリで電車に乗れなかったり、雲が悪いなぁ。くわばらくわばら。

使い方3:誰かの怒りを鎮めたいとき

てるらん

うわぁ、仕事のミスが発覚して○○さん怒ってるよ…。くわばらくわばら。

余談:サザエさんに「くわばらくわばら」

サザエさんに「くわばらくわばら」をテーマにしたお話があります。

出典:サザエさん(漫画家・長谷川町子/講談社)

ストーリー

出典:サザエさん(漫画家・長谷川町子/講談社)

雷が激しく鳴り、みんなが怖がる中、タラちゃんは「くわばらくわばら」とおまじないを唱えると、怖くないと言います。

フネが「よく知ってるね」と感心すると、裏のおばあちゃんから聞いたと言います。

出典:サザエさん(漫画家・長谷川町子/講談社)

その話を聞いたカツオは「うちのカミナリにも効くかも」と考え、波平に怒られたとき「くわばらくわばら」と唱えてみるのでした。

結果は、みなさんの想像通りです(笑)

まとめ

今回は「くわばらくわばら」というおまじないを解説しました。

  • 「くわばらくわばら」とは雷や災難を避けるために唱えるおまじないのこと
  • 由来は「桑原」という場所にだけ落雷が無かったこと
  • 雷が怖い時、不運が続いている時などに「くわばらくわばら」と唱えてみましょう

みなさんはどんな時に「くわばらくわばら」を使ってみたいですか?

口に出すのが恥ずかしい時は、心の中で唱えてみるのもアリですよ。

私は最近、忘れ物が多いので、気をつけないと。

くわばらくわばら。

てるるん

なんとなく分かったかな?
読んでくれてありがとう!

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