問2
気象庁が⾏っている⾼層気象観測について述べた次の⽂ (a) 〜 (d) の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1〜5の中から 1 つ選べ。
(a) GPS ゾンデによる観測では、上空の気圧は、気温、湿度、GPS の⾼度情報及び地上気圧を⽤いて算出されている。
(b) ラジオゾンデによる観測では、⾵向・⾵速は、ゾンデに取り付けられた⾵向・⾵速センサにより直接観測されている。
(c) ウィンドプロファイラによる観測では、上空の⼤気が乾燥していると、散乱され戻ってくる電波が弱くなり、観測できる⾼度が低くなる傾向がある。
(d) ウィンドプロファイラは、上空の⾵を⾼度 500m 毎に 20 分間隔で観測しており、得られた観測データは実況の監視や数値予報に利⽤されている。
解説
本問は、気象庁が⾏っている⾼層気象観測に関する問題です。
本問の解説:(a) について
(問題)GPS ゾンデによる観測では、上空の気圧は、気温、湿度、GPS の⾼度情報及び地上気圧を⽤いて算出されている。
→ 答えは 正 です。
GPSゾンデ(ラジオゾンデ)による観測とは、気球にGPSゾンデ(ラジオゾンデ)を吊り下げて飛揚し、上空約30kmまでの気温・湿度・風向・風速をそれぞれ気圧(高度)とともに観測することをいいます。

画像出典:気象庁ホームページ「高層気象観測(GPSゾンデ観測)」
ラジオゾンデ とは、上空の気温、湿度などの気象要素を直接測定するセンサーと、測定した情報を無線送信する無線送機を備えた気象観測機器です。
気象庁が使用しているラジオゾンデは、
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